特徴を知る FEATURES
滋賀医科の
リハビリテーション科
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適切な障害の診断、残存機能の評価、
機能回復の予測を行います。リハビリテーション科医はバイオフィードバック筋時計、呼気ガス分析装置などの物理医学的診断法を用いながら、適切な障害の診断、残存機能の評価、機能回復の予測を行います。さらに、薬の処方や運動療法・作業療法・言語療法の処方、義肢・装具の作製にたずさわります。充分な診断・評価のもとに、患者さんに効率のよいリハビリテーション・プログラムを提供することができます。
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地域医療・地域連携が円滑に進むよう、
情報交換を行っています。急性期病院として、急性期リハビリテーションを当院で実施した後、連携施設、関連施設への回復期リハビリテーションあるいは維持期リハビリテーションの移行が支障なく速やかにできるよう、積極的に意見交換や情報交換を行っています。また通所リハビリテーション、訪問リハビリテーションなど介護保険事業、地域リハビリテーション等にも力を入れ、急性期から回復期、維持期における医療・福祉分野にまたがる地域医療・地域連携が円滑に進むよう、情報交換を行っています。
心臓リハビリテーションの効果
心臓リハビリでは、「地域の運動施設との維持期心臓リハビリテーション連携事業」に取り組んでいます。
- 運動耐容能の
向上 - 精神面における
改善 - 血管の内プラーク
(こぶ)の退縮 - 自律神経の
バランスの改善
- 耐糖能(ブドウ糖の処理能力)の改善
- 肥満の改善
- 高血圧症の改善
- 脂質異常の改善
教育制度の充実
<研修プログラム>
入職される当日から先輩のサポートを手厚く受けられるように努めています。
2018年度よりスタートした新専門医制度では、リハビリテーション科は18基本診療科の一つに数えられています。滋賀県では滋賀医科大学リハビリテーション科を基幹施設とし、京滋地区のリハビリテーション関連病院と連携して、専門医プログラムを展開しています。そのため、積極的に初期研修医を受け入れ、患者のADL、QOLを向上させ、全人的医療を実践する意識を持っていただき、リハビリテーションの概念を理解いただくよう、教育を行うとともに、滋賀県でも不足しているリハビリテーション科専門医の育成のための教育を積極的に行っています。
京滋地区の関連病院の指導医と連携し、新たなリハビリテーションの取り組みや回復期リハビリテーション医療の実践を通して、滋賀医科大学リハビリテーション科専門研修プログラムを作成しております。リハビリテーション科専門医を目指す先生方のご参加を心よりお待ちしております。当科に少しでも興味を持たれた学部生、研修医の先生方はぜひ一度お気軽にご相談ください。
専門研修プログラムについて
リハビリテーション科専門研修プログラムは、2018年度から始まる新専門医制度のもとで、リハビリテーション科専門医になるために、編纂された研修プログラムです。滋賀医科大学リハビリテーション科専門研修プログラムは、地方の立地を生かし、多くの症例の経験ができ、専攻医の皆さんの多様な希望にこたえられるプログラムを提供します。